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民間病院の経営と管理
産婦人科小病院・有床診療所経営の現状と将来
著者: 北井徳蔵1
所属機関: 1産婦人科北井医院
ページ範囲:P.991 - P.993
文献購入ページに移動特に産科においては出生数を中心にした人口動態に大きく左右される.厚生省人口動態統計によれば,出生数の戦後のピークは昭和22年で出生数267万,出生率人口千対34.3であったが,逐年減少し,昭和54年では164万で出生率14.2と半減している.更に斜陽化の三悪として,助産婦等の産科要員の不足と医事紛争,医療事故の発生増加が挙げられる.日本医師会の発表によれば,産婦人科の医療事故は毎年1位か2位である.これらの要素を踏まえながら,将来に向かっての打開策についても述べてみたい.
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