文献詳細
文献概要
設備機器総点検
床ずれ防止エアーマット
著者: 藤森貞子1
所属機関: 1浴風会病院
ページ範囲:P.417 - P.417
文献購入ページに移動寝たきり患者の多い病棟であるため褥瘡を作らないように皮膚の清潔,乾燥(清拭,マッサージ),体位交換,栄養強化など一連の予防的基礎看護は行っている.しかし重症末期の患者,全身衰弱著明,浮腫,栄養障害,循環障害などの患者には予防しきれない場合もある.また褥瘡の発症により家庭看護も限界に来て褥瘡治療の目的で入院される患者,他の病院から褥瘡の発症されている状態で当院に転入される患者も少なくない.幸い当院には寝たきりの状態でも入浴できる特殊浴槽も各フロアに設置されているので,医師の許可を得て週1回の入浴を励行し,また褥瘡の程度(発赤,水泡,潰瘍性,壊死状態)によって創面に適した治療を行っているが,それと同時にエアーマット(サンケンマット)を併用している.
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