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文献詳細

雑誌文献

病院40巻5号

1981年05月発行

文献概要

病院職員のための医学知識

インターフェロン

著者: 岸田綱太郎1

所属機関: 1京都府立医大微生物学

ページ範囲:P.422 - P.423

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 インターフェロンという新造語が学術論文に登場してから25年近い年月を経ました.これがヒトの疾病に応用可能と考えられたのは1960年代の初期であるのに未だ一般に使える薬剤となっていません.一方マスコミは週に一度は大きく取り上げている現況で,患者やその家族からの矢のごとき要求にインターフェロン関係者,特にヒト用インターフェロン関係者(例えば私のごとき)は電話の応対だけでも全然本来の仕事を落ち着いて続ける時間がないので困っています.「まだ使える状態ではないのです.しばらくは無理ですから,ごかんべんを.」と説明するのが私の仕事です.しかしやがてはどこの病院でも使える時代が来ることも間近いと思うので,少しく質問にお答えすることにします.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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