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石田波郷は,清瀬の東京療養所で,昭和23年10月と12月に2回の胸成術を,翌24年4月に遺残空洞に対する肋膜外合成樹脂球充填術を受けてなお排菌が止まらず,絶望はしないが希望もない,希望がなくとも生きてゆけると,当時は療養所俳句の全盛時代であったので,彼もさかんに療養俳句を作っていた.
七夕竹惜命の文字隠れなし
七夕竹惜命の文字隠れなし
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