icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院41巻10号

1982年10月発行

文献概要

小特集 院内診療各科の協力体制

中央放射線科と診療各科の協力

著者: 勝山直文1 多田信平2

所属機関: 1琉球大医学部放射線科 2東京慈恵会医大放射線科

ページ範囲:P.861 - P.862

文献購入ページに移動
はじめに■
 最近,医療機器の発展はめざましく,1972年にCTが出現して以来,超音波,核医学も進歩してきた.また最近は,デジタル・ラジオグラフィ,NMR (核磁気共鳴)も臨床に応用されつつある.これらの画像診断機器はすべてが,放射線を用いるわけではないが,中央放射線科という役割を考えると,一か所でまとめて管理するほうが種々の点で望ましいと思われる.これらの新しい機器を購入,設置する場合には,放射線医は各科の要求を聞き,それをまとめてどの機種が最もよいかを選択しなければならない.次に臨床に用いる段階では,最近発表された臨床研究に熟知し,どういったことが可能であるかを臨床各科に広める必要がある.更に,その検査の適応の有無,検査方法を決定し,その結果を読影して,必要ならば次の検査を指示する.このようにある程度以上の病院(300床以上)では,放射線医は必要であることが最近認識されるようになってきた.しかし,放射線医は数,質ともに十分とは言い難いのが現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら