文献詳細
民間病院を見る,聞く,語る・7
文献概要
不採算が前提となる小児医療の充実のため,公立小児専門病院が各県にできつつあるが,中野小児病院は,日本で初めて東京に国立小児病院が出来た翌年(41年)に民間の小児病院として開設された.小児のトータルケアを目指す当院は24時間救急受入れをはじめ,心理部門の併設,教育の実施などきめ細かい対応をしている.しかし高度な全人的医療の提供は経営の苦しさにつながる.そのため何度か,「規模の割に職員がたくさんいって,またその一人一人が必死に働いているのが実情」と話された.
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