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医療施設統計
著者: 福島匡昭1 藤崎清道2
所属機関: 1福島県立医大 2厚生省統計情報部
ページ範囲:P.240 - P.241
文献購入ページに移動我が国において医療施設は,医療法上の定義により,病床を20床以上有する病院と19床以下の診療所に区分される.表1に医療施設数の概要を示した.昭和55年12月末日現在で病院総数9,055,一般診療所数77,611,歯科診療所数38,834となっており,これらを合わせると医療施設総数は125,500である.病院にはもっぱら精神,伝染病,結核,らいを扱うものと,そうではなく一般的疾患を扱う一般病院とに区分される.一般病院数は8,003であり,このうち総合病院は906となっている.病床規模別にみると,一般病院8,003のうち病床規模100床未満のものが4,783と全体の約60%を占めていて,小規模病院の割合が高い.
表2は病院について,開設者別の状況を示したものである.病院を開設者別に見ると,個人の開設するものが3,433,医療法人が2,896で,この両者で全体の70%を占めている.個人病院はその約80%が100床未満の小規模な医療施設である.
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