icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院41巻4号

1982年04月発行

文献概要

中小規模病院の運営 鼎談

公立中小病院の地域医療

著者: 矢島嶺1 山田直司2 笹井康典3

所属機関: 1国保依田窪病院 2呼子町立小川島診療所 3大阪府立羽曳野病院

ページ範囲:P.316 - P.322

文献購入ページに移動
「地域医療」をどうとらえるか
 矢島 今日は離島の診療所で1人で地域医療に熱意を燃やしている山田先生,大都市で何を地域医療の核にしようかと考えられている笹井先生,それから私が長野の山間の農村で今まで細々ながら実践してきた地域医療の内容を加えることによって,「地域医療」なるものの問題点と今後の展望を話し合いたいと思います.
 まず,地域医療の考え方です.開業医の先生が開業のあいさつ状に,「地域医療のために云々」という言い方をされるように,私的医療機関も公的医療機関も,「地域医療」という言葉をかなり頻発される.その場合の地域あるいは地域医療の内容は,どういうものが大きな比重にならなければならないのか.そういうことについてまず話を進めていきたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?