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寄稿
小都市における小児病院の条件
著者: 松村長生1
所属機関: 1国立療養所香川小児病院
ページ範囲:P.731 - P.734
文献購入ページに移動 近年学問の進歩に伴い,欧米に遅れること100年にして,日本においても,小児医療を大病院の片隅で行うことに批判があり,専門小児病院が,国立小児病院をはじめ,日本全域に10施設以上設立されてきた.しかし小児病院は「金食い虫」であり,検討しなければならない部分が大きいと中村1)は述べ,他方設立条件に関しては尾村らが1974年に当時設置された小児病院連絡協議会にて討議された構想を示している2,3).これによると人口250万に200〜300床の小児病院1か所を設立することが適当となっている.
他方,医学は高度の発展を遂げ,専門医制度の導入,研修病院の指定などが取り入れられ,一定の制約,または病院の条件によりランク付けがなされつつある4,5).また,今回,小児総合医療施設連絡協議会において小児病院の条件について再検討がなされつつある.そこで,小都市に存在する当小児病院を考えながら小児病院の条件について考察した.
他方,医学は高度の発展を遂げ,専門医制度の導入,研修病院の指定などが取り入れられ,一定の制約,または病院の条件によりランク付けがなされつつある4,5).また,今回,小児総合医療施設連絡協議会において小児病院の条件について再検討がなされつつある.そこで,小都市に存在する当小児病院を考えながら小児病院の条件について考察した.
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