icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院41巻9号

1982年09月発行

文献概要

新 病院建築・57

韮崎市立病院の設計

著者: 波多野雅彦1

所属機関: 1建築計画総合研究所

ページ範囲:P.801 - P.807

文献購入ページに移動
はじめに
 本病院は,昭和23年終戦直後のあらゆる面で不安な状況の下において,住民の"身近な入院治療施設を"という要望に応えて,韮崎町(昭和29年市制施行)とその周辺7か村の組合立病院として現在地に開設されたのがその始まりである.開設当初の病床数は,わずかに33床であった.
 以来医学の進歩と医療需要の増大に対応すべく数次にわたって新たな診療科の開設,増床等が行われ,その都度建物も次々に増改築されてきた.加えて看護婦宿舎,医師住宅,職員住宅の建設も相次ぎ,やがて敷地は主に低層の建物によりその大部分が埋め尽くされてしまった.最近は,敷地面積の上からも今後の発展拡充が困難であるばかりでなく,診療機能面では,発展する医療への対応も思わしくなく,更には入院患者の生活環境水準もかなり悪くなっていた.防災設備面においても法令上多くの問題をかかえる状態であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら