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病院職員の賃金と労働条件・2
著者: 西中正久1
所属機関: 1全国病院労務管理学会
ページ範囲:P.438 - P.439
文献購入ページに移動労働省の行政指導に労働時間の短縮があり問題となっている.労働時間は賃金とともに労働条件の重要項目であるが,病院の就業規則に定められた週所定労働時間は,全国病院労務管理学会調査によると,その分類は多く21分類となっている.その平均労働時間は40時間28分で,最低労働時間35時間30分から最高労働時間48時間の中に平均的に分散となっている.その中で「41時間」が19.1%と最高を占め,次いで「42時間」10.4%,「38時間」,「38時間30分」,「39時間」,その他の順となっている(表6).
労働省毎勤統計規模30人以上の産業別1人平均年間・月間・出勤日数・総実労働時間を見ると,医療業男子の年間出勤日数276.5日,労働時間2,149.2時間,女子の場合274.3日,2082.5時間となっている.月間では男子23日・179.1時間,女子22.9日・173.5時間となる.
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