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文献詳細

雑誌文献

病院42巻7号

1983年07月発行

文献概要

特集 老人保健法と病院医療の展開

老人保健法の影響とその対応—厚生連病院の場合

著者: 高科成良1

所属機関: 1広島県厚生連広島総合病院

ページ範囲:P.595 - P.597

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 近年,医学の進歩はめざましいものがあり,それに伴い我が国国民の健康状態も向上してきている反面,医療費の増加が国家的問題になってきている.我が国の医療保険制度の充実は世界に例を見ないものであり,それにより国民は十分な医療に恵まれてきている.しかし年々増加してゆく老人人口を考えるとき,医療制度そのものについて検討を加えなくてはいけない時期に来ていることは,自由世界の医療状況を見渡した場合,納得し得るものである.一昨年6月の医療費改訂以来,本年1月の薬価一部引下げに続き,本年2月より老人保健法が実施された.これら一連の医療行政のあり方に対し,種々の意見もあるようであるが,我が国でも当然来るべき医療の変革期が来たものとして老人保健法について考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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