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特集 老人保健法と病院医療の展開
老人保健法への病院の対応
著者: 小山秀夫1
所属機関: 1厚生省病院管理研究所医療管理部
ページ範囲:P.606 - P.609
文献購入ページに移動昭和57年8月10日に衆議院本会議において可決成立した老人保健法は,本格的な高齢化社会への対応の第一着手というべきものである.この法律は,予防から治療,機能訓練までの各種保健事業を総合的に行い,その費用を国民が公平に負担する目的で創設された,議論の的となった老人の診療報酬設定は,入院医療から地域や家庭における医療への転換を促進し,投薬などより日常生活についての指導を重視した医療を確立するとともに,老人病院における医療の適正化を意図した.
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