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文献詳細

雑誌文献

病院42巻7号

1983年07月発行

文献概要

設備機器総点検

病理肉眼標本保存真空包装機

著者: 上野哲夫1

所属機関: 1千葉県がんセンター病理研究部

ページ範囲:P.617 - P.617

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 臨床検査の1部門である病理組織検査部門は人体材料の形態学的検査を担当している.したがって,多数の臓器組織を保管しているが,そのために要する膨大なスペースや,臓器固定液から発生する有害ガスは病理検査の大きな問題である.また,従来の保存法では整理,管理に多大の人手を要した.
 病理肉眼標本保存真空包装機を使用すれば,固定検索後の手術材料,解剖材料をフォルマリン耐性のビニール袋に入れて少量のフォルマリンを加えて真空包装することができる.これをプラスチック製の格納容器に収容し,重ねて保存すればスペースの節約になるばかりか,整理に極めて便利である.千葉県がんセンターでは10年来この方法で臓器組織材料を保存し,好評を得ている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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