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病院職員の基礎知識 診療科の知識
眼科
著者: 湖崎克1
所属機関: 1大阪市立小児保健センター
ページ範囲:P.620 - P.620
文献購入ページに移動近代眼科の歴史
視覚,聴覚,触覚などの人間の感覚の中で,視覚の占めるウエイトが非常に高いことは言うまでもない.そしてこの視覚を守ることが眼科診療の目的である.
かつて,視覚を失う失明原因はトラコーマなどの感染症や,ビタミンA欠乏などの栄養障害からの角膜軟化症などが大部分であったが,戦後しばらくの間に抗生物質の登場や国民衛生,栄養の向上によりこれらはすっかり姿を消してしまった.それらに代わる失明原因として,先天異常や,白内障,緑内障などの眼の成人病や,糖尿病,ベーチェット病などの全身病にかかわるものなどが主なものとなった.
視覚,聴覚,触覚などの人間の感覚の中で,視覚の占めるウエイトが非常に高いことは言うまでもない.そしてこの視覚を守ることが眼科診療の目的である.
かつて,視覚を失う失明原因はトラコーマなどの感染症や,ビタミンA欠乏などの栄養障害からの角膜軟化症などが大部分であったが,戦後しばらくの間に抗生物質の登場や国民衛生,栄養の向上によりこれらはすっかり姿を消してしまった.それらに代わる失明原因として,先天異常や,白内障,緑内障などの眼の成人病や,糖尿病,ベーチェット病などの全身病にかかわるものなどが主なものとなった.
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