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病院職員の基礎知識 防災の知識
防災マニュアル(1)—病院防災の次の課題
著者: 石山稔1
所属機関: 1聖路加国際病院・総務課
ページ範囲:P.61 - P.61
文献購入ページに移動 近年,病院の防災体制については,消防署の強力な指導により,スプリンクラー等の消防設備の設置が進められ,万全の体制をとっているかにみえる,また東京においては現在より更にきめ細かな防災体制を義務づけるSABCDの5段階評価による指導も始められようとしている.
このように施設・設備面からはかなりの体制がとられている現在,我我防災担当者が今後取り組むべき課題は,通報・消火・避難誘導等についてマニュアルを作り,それに基づいて教育訓練を積み重ねることであろう.しかしこのことは,担当者としてはよく分かっていても,そう簡単にできることではない.まず第一になかなかそのマニュアルが作れないからである.
このように施設・設備面からはかなりの体制がとられている現在,我我防災担当者が今後取り組むべき課題は,通報・消火・避難誘導等についてマニュアルを作り,それに基づいて教育訓練を積み重ねることであろう.しかしこのことは,担当者としてはよく分かっていても,そう簡単にできることではない.まず第一になかなかそのマニュアルが作れないからである.
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