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文献詳細

雑誌文献

病院43巻10号

1984年10月発行

文献概要

特集 医療ソーシャルワーカーの現在 対談

医療ソーシャルワーカーの現在と展望

著者: 大谷藤郎1 小松智世美2

所属機関: 1医療金融公庫 2財団法人太田綜合病院

ページ範囲:P.860 - P.865

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 小松 私は太田綜合病院に勤め今年で25年になりますが,他の病院で働いた経験がなく,井の中の蛙ですけれど,幸い私が勤めはじめたときに比べ病院が大きくなり,それにつれて私どもの仕事もだんだん定着してゆき,医療ソーシャルワーカー(以下,MSW)も最初1人で始まったものが現在は7名になるなど,病院の充実がイコールケースワーカーの充実ということでやってきたことになります.そういう意味では,地域や病院の中でのMSWの位置は今更,動かないだろうと思います.
 しかし,目を全国の病院に向けた場合には,決して見通しが明るいとばかりも言えない状況があると思います.そういう中で,今こそMSWが病院の中で何をしなければならないのか,あるいはMSWを採用した病院は何をしようとしていたのか,ということをもう一度きちんと整理しなければならないと思います.更に今,MSWがいない病院はご自分の病院のこれからを考えたときに,ぜひMSWの存在や機能,役割について検討し必要性を認識していただけたらありがたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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