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厚生省から'84
健康増進センターの機能
著者: 石塚正敏1
所属機関: 1厚生省保健医療局健康増進栄養課
ページ範囲:P.877 - P.877
文献購入ページに移動昭和39年の東京オリンピックのころを契機に国民の間に積極的な健康意識が高まり,同年12月,「国民の健康・体力増強対策について」の基本方針が閣議決定され,各種の国策運動が展開されることとなった.
厚生省では健康増進の具体策として,昭和42年より各地で「栄養と健康展」を開催したり,保健所において保健栄養学級を開設するなどして国民の健康意識を啓発する一方,昭和46年には専門家からなる「健康の指標策定委員会」を組織し,新たな施策の検討を行った.この委員会の研究報告に基づき,地域における健康増進対策の拠点として健康増進モデルセンターの構想が打ち出され,昭和48年には宮崎県と兵庫県加西市の2か所にセンターが誕生した.
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