文献詳細
文献概要
病院職員の基礎知識 院内各部門の知識
施設・設備部門
著者: 辺見九十九1
所属機関: 1済生会中央病院施設課
ページ範囲:P.882 - P.882
文献購入ページに移動年史によると病院は明治44年明治天皇が「慈善事業」と称し民間の手に委ねられ,恩賜財団済生会と称し,各都道府県に創設された.以後大正12年に関東大震災で焼失し,更に昭和20年には大空襲で建物3分の2が焼失したため木造の病棟や外来がバラバラに建てられ,設備も建物同様,電気は電気,ボイラーはボイラー,営繕は営繕というようにまとまりがなく,お互いに非協力的であった.が,昭和45年6月大々的に増改築され,古い2〜3階の建物が地下1階〜地上9階となり,全館空調設備の導入に伴い,設備機能も大型化・高度化され,患者及び職員の環境が改善され,医療設備の確立と併せてようやく近代的な病院として整備されたのである.それに伴い,施設・設備部門も電気・ボイラー・営繕などがまとまり,事務の一部門として,独立したのであった.
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