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特集 医師急増時代と病院
医師急増時代の医師会と勤務医
著者: 橋本博123
所属機関: 1大阪市立住吉市民病院 2大阪府医師会 3大阪府医師会勤務医部会
ページ範囲:P.935 - P.938
文献購入ページに移動また昭和36年国民皆保険を契機とした医療需要の増加に対応するため,医療機関における医師数の不足が当時大きな政治課題となり,昭和45年から医学部の新設が開始され,さらに1県1医大構想が実現された.すなわち昭和35年では,国立21校,公立12校,私立13校で総数46校,入学定員は2,840人であったが,昭和45年50校4,380人となり,以後昭和54年80校8,100人,昭和55年以後,一学年定員数は8,360人となっている.このように医師の養成数が増加傾向を示し(表1),方波見氏による医師数の将来予測では,昭和60年人口10万対164.3から昭和75年で人口10万対218.5人と推計され,さらに昭和80年では医師総数が30万人を突破して人口10万人対232.6人となっている.
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