病院43巻3号

1984年03月発行

病院職員の基礎知識 防災の知識

防災マニュアル（3）—通報と消火

著者： 石山稔¹

所属機関： ¹聖路加国際病院総務課

ページ範囲：P.237 - P.237

　防災において，通報と消火は避難に次いでもう一つの大きなテーマである．「いつどこでどのようにして警報を鳴らすか」，「院内の熱，煙をどのようにしてくい止めるか」，「消火器をどのように使用するのか」といったことは，従業員だれでもが知っていないといけないことであり，こういった事項については，次のような記載がある．病院によって実態は異なるので，必ずしもニューヨーク聖ルカ病院の例をそのままあてはめることはできないが，防災マニュアルを作成する際，通報と消火については，このような表現をすればよいのではないかと考えられる．