文献詳細
文献概要
人
深い専門性と豊かな人間性 国立岡山病院院長 山内逸郎氏
著者: 小川次郎12
所属機関: 1名古屋市立大学 2聖隷浜松病院未熟児センター
ページ範囲:P.652 - P.652
文献購入ページに移動 山内先生のあの微笑んだ顔付きは生れつきの小児科というのがぴったり."未熟児の山内","母乳栄養の山内",更に国際的には,"新生児黄疸の経皮測定器の創始者としての山内""経皮酸素分圧モニタリングの臨床的応用の開拓者としての山内"などなどその名声は高い.今日では,未熟児新生児のnon-invasive ca-reの提唱者であるとともに,早くから胎児学に注目し,胎児,新生児の感覚の発達を新しい角度から追求し,ユニークな胎児,新生児の人間像を紹介した人でもある.
山内先生は,粋純の岡山人で,昭和22年岡山医大を卒業,27年国立岡山病院の小児科に勤務されて以来32年間,未熟児,新生児の医療の開拓を中心として大いに貢献され,49年病院内に小児医療センターを設立,同所長として活躍,次いで57年同病院院長となり今日に至っている.この間昭和30年から2年間好んでニューヨーク大学生理学教室に留学された.世界の新生児学者に先んじて経皮酸素分圧モニターの臨床的応用を開発されたルーツはこの時にあったようである.ここ10年は欧米の学者との交流が激しく,外国旅行も年5〜6回以上に及び,殊に近年は外国からの招聘講演のための出張が多いと聞いている.
山内先生は,粋純の岡山人で,昭和22年岡山医大を卒業,27年国立岡山病院の小児科に勤務されて以来32年間,未熟児,新生児の医療の開拓を中心として大いに貢献され,49年病院内に小児医療センターを設立,同所長として活躍,次いで57年同病院院長となり今日に至っている.この間昭和30年から2年間好んでニューヨーク大学生理学教室に留学された.世界の新生児学者に先んじて経皮酸素分圧モニターの臨床的応用を開発されたルーツはこの時にあったようである.ここ10年は欧米の学者との交流が激しく,外国旅行も年5〜6回以上に及び,殊に近年は外国からの招聘講演のための出張が多いと聞いている.
掲載誌情報