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文献詳細

雑誌文献

病院43巻8号

1984年08月発行

文献概要

病院職員の基礎知識 病院運営マニュアルの知識

外来運営のポイント

著者: 緒方廣市1 畑尾正彦1 日下隼人1 増子ひさ江1

所属機関: 1武蔵野赤十字病院

ページ範囲:P.691 - P.691

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総合案内
 外来入口から入って正面に位置するところに総合案内がある."ふれあい広場"に面し患者の流れの中で目立ちやすく,また立ち寄りやすい場所と言える.看護婦1名(開設以来外来婦長が担当している)と医事課職員1名が勤務時間内に限り常時駐在し業務に当たっている.午前中の診察受付時間内においては,カウンターを利用して設けられている診察申込書記入場所となっている関係で,患者が受診科の判断に迷っている時,的確に受診すべき診療科を判定したり,診察申込書の記入方法等の応対が主となる.また午前も後半に入ると,患者の流れが逆になり,検査,X線,薬局等の場所の案内が多くなる.病院建築計画時に,案内は掲示案内にのみ頼るのではなく,職員が積極的に言葉と態度で案内しようと,意識的に掲示案内を少なくした故かもしれないが,改めて掲示案内には限界があることを知らされた.その意味でも総合案内は当初の計画どおりの機能を果たしていると言えなくもない.
 また重要な業務の一つとして,時間内における情報センターとしての役割がある.消防庁救急本部からの電話による患者搬送についての照会に対する対応,救急車の来院が決まると,当該科の医師(各診療科では当日の救急担当医が決まっている),病棟,入退院受付等への迅速な連絡が必要とされる.そのため当日の救急担当医,医師の出勤状況,空床等の情報が正確に把握されていなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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