文献詳細
人
文献概要
健康保険南海病院は,大分県佐伯市にある.昭和22年海軍の下士官兵集会所がおかれていた土地建物を厚生省が買収し,22床の病院として発足,昭和33年より全社連(全国社会保険協会連合会)に経営が委託せられ今日に至っている.
緒方先生は,昭和18年九州帝国大学医学部を卒業,21年3月まで海軍々医として従軍,復員復学ののち壱岐公立病院長を経て,30年10月健康保険南海病院長に就任した.戦後の虚脱,荒廃から立直り始めたころとは言え,当時の病院は極めて不安定なものであったろう.そのころのことは,いろいろの事情を配慮してか多くを語っていただけないが,先生が佐賀県人であることから"葉隠精神"とか"おしん"を連想してしまう.
緒方先生は,昭和18年九州帝国大学医学部を卒業,21年3月まで海軍々医として従軍,復員復学ののち壱岐公立病院長を経て,30年10月健康保険南海病院長に就任した.戦後の虚脱,荒廃から立直り始めたころとは言え,当時の病院は極めて不安定なものであったろう.そのころのことは,いろいろの事情を配慮してか多くを語っていただけないが,先生が佐賀県人であることから"葉隠精神"とか"おしん"を連想してしまう.
掲載誌情報