文献詳細
文献概要
請求もれ防止対策
診療報酬算定もれ防止のための一考察
著者: 長嶋精吉1
所属機関: 1取手北相馬保健医療センター医師会病院病院サービス課
ページ範囲:P.952 - P.953
文献購入ページに移動開放型病院の特色で,一般外来患者の来院率は低く,1日平均80名のうち,専門外来,依頼外来,予約外来の比重がすこぶる高く,一人の患者に十分時間をかけた高濃度な外来診療を実施している.また,入院患者の平均在院日数は14日弱と病床の活用率が高く,病床の割には高機能の診療を行っている病院といえるであろう.もう一言付け加えておくと,診療所の医師は患者を病院に送り込むだけでなく,入院中の診療に,常勤医と相談しながら直接タッチでき,退院後,再度自分の診療所で診療ができる.そのため,患者は一貫診療と専門診療を同時に受けることが可能になり,病院機能・医療資源が有効に活用されている.しかし,診療報酬に関して言えば高機能・効率化されているほど"算定もれ"も多いと言う.
掲載誌情報