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国民の医療要求(2)
著者: 日野秀逸1
所属機関: 1国立公衆衛生院衛生行政学部衛生行政室
ページ範囲:P.954 - P.955
文献購入ページに移動健康が国民にとって幸福な生活を送るための必要条件であり,最も多くの人々にとって,現在,将来の生活における努力目標であることが明らかになった.そうであるだけに,健康が損なわれた場合には,生活を破壊したり,人々を不安にさせる主因の役割を果たすのである.
表5は総理府(現在は総務庁)が毎年行っている『国民生活に関する世論調査』の1984年の数字である.「日常生活で悩みや不安を感じているかどうか」という問に対して,「悩みや不安を感じている」と答えた人が55.8%,「悩みや不安を感じていない」と答えた人が42.6%,「わからない」が1.6%であった(調査対象10,000人,有効回収数8,031人).「悩みや不安を感じている」者につきその内容を調べたのが表4である.
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