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特集 病院中間管理職の諸問題
中間管理職としての悩み
著者: 西本健二1 遠藤朋子2 松岡文男3 矢野美恵子4 土本幸治5 田脇実6
所属機関: 1大阪警察病院医事第一課 2済生会中央病院看護部 3(財)癌研究会施設管理課 4健康保険鳴門病院栄養課栄養相談室 5国立療養所香川小児病院検査科 6南大和病院経理課
ページ範囲:P.1019 - P.1025
文献購入ページに移動テーマをいただいて一瞬戸惑った.「仕事を家に持って帰らない」をモットーにしているのであまり悩んだ記憶がない.いや悩むほど仕事をしていないのかもしれない.さて,せっかく与えられたテーマなので,改めて考えてみたい.
「中間管理職」という職階は,その上の者にとっては,至極便利な職責であると思う.何か事が起これば「中間管理職」の中間を取ってそれでも管理職か,と叱責の憂き目に会うやもしれず,下からは下からでよからぬ存在にしか思われないまでも,実に中途半端な位置にあるものだと思う.が,しかし組織の中での中枢神経であることもまた確かなことである.組織によって多少呼称は違うが,病院では,おおむね次の職名を指して「中間管理職」と称するのだろう.医務部では各診療科の部長,医長,薬剤部では薬剤長,医療技術では技師長(課長級),看護部では婦長,事務部では課長クラスであろうか.
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