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マーカス博士のペーパーストライキ
著者: 熊谷義也
所属機関:
ページ範囲:P.1044 - P.1044
文献購入ページに移動10月29日付の読売新聞ニュースアイは,「偽医師クリニック虚偽の申請」の見出し.見出しからみると,医師免許のないニセ医者の話に思えるが,これが医師の名義貸しの話でした.医師でない経営者がいて,医師が雇われ院長として開設者の届出をすることはままあることである.そして例えばその人が病人で実際診療もままならない人であっても,だれかが診療をすれば良いわけで,どこが虚偽の申請なのか記事ではさっぱり分からない.要するにこの問題はその医師の助手に代診をやらせたばっかりに無資格診療となった.ところで「偽医師虚偽の申請」というところを「欲ぼけ病院経営者ヤリ過ぎ」などの見出しにしてほしいものだ.こうした新聞の扱い方,見出しのつけ方などに日本医師会などは厳重に抗議したりしているのでしょうか?
最近やや良くなったのは脱税報道などの場合,「パチンコ屋1位,医師2位」などのざっぱくな見出しから少し進歩して,病院経営者2位となったくらいで,医師と言っても,既に勤務医が過半数を占め,脱税などに関係できる羨ましい人は,医師というよりは病院経営者という別な仕事をもっている人だから,それは別にしてもらわなければかなわないとかねがね思っていたが,この新聞の見出しは気に食わない.
最近やや良くなったのは脱税報道などの場合,「パチンコ屋1位,医師2位」などのざっぱくな見出しから少し進歩して,病院経営者2位となったくらいで,医師と言っても,既に勤務医が過半数を占め,脱税などに関係できる羨ましい人は,医師というよりは病院経営者という別な仕事をもっている人だから,それは別にしてもらわなければかなわないとかねがね思っていたが,この新聞の見出しは気に食わない.
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