文献詳細
文献概要
病院と地域活動
三豊総合病院における保健活動
著者: 坪井修平1
所属機関: 1公立三豊総合病院内科
ページ範囲:P.316 - P.320
文献購入ページに移動当院は香川県西端,愛媛県境に在り,周りは農・山・漁村的風情を有している国保病院である(図1).ベッド数は320床,そのうち内科が190床であったが,昭和55年に皮膚科,泌尿器科,小児科,歯科,その後耳鼻咽喉科,眼科と,相次いで常勤の診療科目が増えたため,内科病棟の一つを混合病棟とした結果,現在では170床前後となっている.医師数は内科13名(院長を含む),外科5名,整形外科3名,産婦人科4名,皮膚科,泌尿器科,小児科,歯科,耳鼻咽喉科,眼科各1名の計28名の陣容で,懸案であった95ベッド増床案も最近認可され,数年後には415床の病院に生まれ変わる予定になっている.対象人口は1市9町15万プラス隣県の川之江,伊予三島市からの患者も少なくないので,20万人を超えていると思われるが,複雑な地方行政のからみがあって,経営基盤は昭和26年開院以来,今なお人口1万,1万3千の豊浜・大野原2町のみとなっている.
掲載誌情報