文献詳細
文献概要
特集 病院で死を迎える 座談会
病院で死を迎える子供たちへの対応
著者: 高橋和子 西山綾子1 入来典2 徳永すま子3 山下文雄4
所属機関: 1久留米大学医学部附属病院小児病棟 2社会福祉法人重症心身障害児施設久山療育園診療部 3聖マリア病院小児ICU病棟 4久留米大学医学部小児学科
ページ範囲:P.468 - P.477
文献購入ページに移動"ヘルス・ケア"の質の向上は患者さん自身の"生命の質(quality of life)"を上げることにもなります.医療者側も,ヘルス・ケアを通して心理的喜びを増し,自分自身の人間的成熟をはかることができます.医療者が"死"という人間の最も厳粛な場面に立ち合うことも人間を大きく深くすることです.これまでの医療は"生"のサポートが中心でした."死"のサポートは,最近社会的にも注目されるようになりましたが,議論は主として大人を対象にしています.しかし,子供の医療の現場でも死の問題には毎日直面しています.そこで,この座談会では子供の"死"の問題について,皆さんと一緒に考えてみたいと思います.
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