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文献詳細

雑誌文献

病院44巻8号

1985年08月発行

文献概要

中小病院の光と影

当院はいかにして老人病院となりし乎

著者: 穴沢咊光1

所属機関: 1財団法人穴沢病院

ページ範囲:P.703 - P.706

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 およそ,世に老人病院といわれるものの中には,二つの種類があるように思われる.一つは,初めから老人病患者を喰いものにして金儲けをするためにつくられたもので,経営主体が医師でなく,常識はずれの濃厚医療や粗悪なサービスをやっている(または,かつてやっていた)ところが多いといわれる.数年前に,世間を騒がせた,かの○○会傘下の諸病院などは,おそらくその典型であろう.もう一つは,核家族化がすすんだ大都会や人口の高齢化がはなはだしい地方の中小病院が自然に老人病院化してしまったもので,比較的「まとも」な医療機関が多いといわれている.当院はその後者に入るものではないか,と思っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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