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海外の病院
ニジェール国ニアメ国立病院
著者: 谷垣雄三1
所属機関: 1ニアメ国立病院
ページ範囲:P.714 - P.715
文献購入ページに移動 アフリカのサハラ砂漠の南に位置するニジェール国(Niger)の首都ニアメ(Niamey)にあるニアメ国立病院はニジェール河に沿って,近代的ホテル,国立病院,外務省,大統領宮殿と並んでいるが,総面積79,813m2と広く,看護学校等に囲まれているためもあって,外からは病院があるとはだれも気がつかない.
ベッド数は934床であるが,病床不足のため廊下にまで入院させて計1,400名が収容されている.設立は,1927年ニアメが,フランスの植民地だったこの地域の首都として選ばれた時にさかのぼり,その後,1954年現在の基本の建物が,フランスによって建設されている.1954年頃はニジェール国の独立前で,外務省も厚生省も草ぶきの小屋であり,周囲には小さな市場以外何もなかったと言われている.その十数年後ニジェールに鉱山資源があると分かり,現在ニアメは都市らしいたたずまいとなっている.
ベッド数は934床であるが,病床不足のため廊下にまで入院させて計1,400名が収容されている.設立は,1927年ニアメが,フランスの植民地だったこの地域の首都として選ばれた時にさかのぼり,その後,1954年現在の基本の建物が,フランスによって建設されている.1954年頃はニジェール国の独立前で,外務省も厚生省も草ぶきの小屋であり,周囲には小さな市場以外何もなかったと言われている.その十数年後ニジェールに鉱山資源があると分かり,現在ニアメは都市らしいたたずまいとなっている.
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