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文献詳細

雑誌文献

病院45巻3号

1986年03月発行

文献概要

七光を脱皮して城を堅持する「八光会」

著者: 鈴木達雄1

所属機関: 1古川橋病院

ページ範囲:P.192 - P.192

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 八光会ができたのは昭和42年7月である.構成メンバーは8人で,岩井宏方君,伊藤國彦君,田谷実君,高野睦君,深瀬邦雄君,浜屋昌一君,それからかく申す鈴木達雄である.いずれも慶大医学部出身の私立病院の当時院長または副院長(親父さんが院長)である.何か目的を持った会にしようかということで初め多少議論もあったが,結局,特別な目的を持たないほうが長続きするであろうということになり,特に目標を定めず,時には時勢を論じあるいは講師をお招きして勉強したり,時には飲みかつ食らって遊んだりした.50回目とか100回目とかのきりのよい時は1〜2日かけて旅行をしたり,海外にまで足をのばすこともあった.
 会の発足に先立って,会の名前をつけようということになった.「では各自考えた名前を持ちよって投票で決めよう」ということになって,内々で会名を募集したのである.八光会というのは,実は筆者が提案した会名であったが,その意味は,たまたま会員の数が8名であり,大部分が親のあとを継ぐ二代目であったので,いつまでも親の光は七光(ななひかり)であるが自分たちの努力でせめて一つぐらいは光を添えようではないか,ということであった.この名前が他の皆さんのお気に召したらしく,すんなりと「八光会」ということになり,月の第2木曜日を例会日と定め,何があってもその日だけは皆で努めて集まるようにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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