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特集 高額医療機器の経済効果
各種高額医療機器の経済効果
著者: 井戸豊彦1 片山実2 扇谷信久3 萩田強4 高梨賢5 松田幹人6 西村昭男6 和田健治7 根本光江8 中島正継9 今岡渉9 宇山理雄10 上敏明11 荻巣晴利12 竹内文三13 嘉戸達也14
所属機関: 1岐阜赤十字病院 2町立大和病院放射線科 3北大阪病院循環器内科 4伊藤病院 5亀田総合病院総務課 6日鋼記念病院 7社団宗仁会第一病院 8原眼科病院 9京都第二赤十字病院消化器科 10京都第二赤十字病院 11原病院形成外科 12原病院 13佐久総合病院放射線科 14総合病院浦河赤十字病院
ページ範囲:P.298 - P.311
文献購入ページに移動岐阜赤十字病院
(許可病床数328床常勤医師数20名)
最近,医療環境が極めて厳しくなり,医療機関にかかる内圧,外圧は想像に絶するものがある.ここに高額医療機の是非論が浮かび上がってくる.
いわゆる高額医療機の導入は,各病院にとっては功罪両面に大きなウエイトを占めている.このような機器の導入の理由は,最新で,しかも精確な情報による診断・治療の的確性,敏速性が主たるべきであろう.しかし,一部の医療機関においては,いささか次元の低い話であるが,病院のセールスポイントとしての宣伝効果を狙ったり,あるいは最近入局してくる若い医師への病院の魅力,または医師定着化をはかるための経営者の深謀遠慮などもあろう.いずれにしても,両者ともに経営者の頭を悩ます問題である.私どもが高額医療機の一つであるDSAを購入した理由も,このような事情が絡み合ったものである.
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