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国民の医療要求(7)
著者: 日野秀逸1
所属機関: 1国立公衆衛生院衛生行政学部衛生行政室
ページ範囲:P.416 - P.418
文献購入ページに移動国民が,国や自治体が行ってきた医療政策をどのように評価しているか,という論点は,国民の医療要求を考えるうえで必要なものである.もし,これまでの医療政策の展開に対して満足であれば,これからの医療要求は小さなものとなるであろうし,逆も成り立つ.
保健医療施策への全体的評価を示す素材として,経済企画庁国民生活局が3年ごとに実施している『国民生活選好度調査』を取りあげる.昭和59年度の調査は「国民生活政策の立案あるいは政策実施の際の判断材料とするため,国民がどのような事柄を重要と考え,それがどれだけ充足されているか,どの程度政策に期待しているか,などを調査することを目的」7)として実施された.
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