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時評
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厚生省の医療政策の展開が,直接的医療費抑制策から,医療供給制度の合理化におよんできたことは既に本欄(本年3月号)で指摘した.医療供給制度合理化の中心は昨1985(昭和60)年12月末に成立した医療法改正による地域医療計画の策定である.
その計画案は各都道府県ごとに今年の6月ごろまでに作られることになっている.その骨子は都道府県域を3次医療圏とし,それが複数の2次医療圏から構成されることになる.2次医療圏は原則として,入院医療を扱い,3次はその上の極めて高次の入院医療であり,1次は診療を中心とする外来医療である.1次医療に関しては今回の医療計画には入っていないが,政府は,再度医療法を改正して家庭医制度を導入し,プライマリー・ケアのシステム化に熱意を示しているので,やがては1次医療の合理化も日程にのぼるかと思われる.
その計画案は各都道府県ごとに今年の6月ごろまでに作られることになっている.その骨子は都道府県域を3次医療圏とし,それが複数の2次医療圏から構成されることになる.2次医療圏は原則として,入院医療を扱い,3次はその上の極めて高次の入院医療であり,1次は診療を中心とする外来医療である.1次医療に関しては今回の医療計画には入っていないが,政府は,再度医療法を改正して家庭医制度を導入し,プライマリー・ケアのシステム化に熱意を示しているので,やがては1次医療の合理化も日程にのぼるかと思われる.
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