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国民の医療要求(8)
著者: 日野秀逸1
所属機関: 1国立公衆衛生院衛生行政学部衛生行政室
ページ範囲:P.496 - P.497
文献購入ページに移動前回では,経済企画庁国民生活局が3年ごとに実施している『国民生活選好度調査』を素材にして,国民の生活に関する諸々の領域を10分野に分け,国民から見た「領域別重要度」を探ってみた.その結果,各年齢層を通して「医療と保健」が国民生活の中で最も重要な位置を占めていることがわかった.
同様にして,国や自治体に対する政策優先度も,「生活環境」と並んで「医療と保健」が一貫してトップを占めていた.その理由は,いずれも相対的充足度は高いけれども,絶対的充足度という点ではまだまだ完全とはいえないからである.
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