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建築と設備 第19回
病院の地理学
著者: ウィークスジョン1 長澤泰2
所属機関: 1 2厚生省病院管理研究所
ページ範囲:P.961 - P.966
文献購入ページに移動19世紀の末,新たに出現した診断・治療技術に対応する建物が必要になり,病院は複雑な様相を呈し始めた.麻酔が可能になった1840年代から,手術は治療の主役の場に躍り出,滅菌技術の発展に伴い,麻酔術は手術を気楽で大胆かつ安全なものに変えた.病理学,生化学,細菌学の発達で検査業務の重要さが増し,放射線学の出現で新しい部門が必要になった.19世紀の終わりには,現代の,あらゆる病院に見られる部門のほとんどが,新しい建物に組み込まれてしまった.
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