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文献詳細

雑誌文献

病院46巻3号

1987年03月発行

文献概要

特集 ホスピタル・アイデンティティ

医業におけるPR—私はこう思う

著者: 若月俊一1 小野田敏郎2 水田恒樹3 河野稔4 三上理一郎5 村越愛策6 入江亮義7 横山文雄8

所属機関: 1佐久総合病院 2佼成病院 3(株)竹中工務店医療福祉本部 4財団法人河野臨床医学研究所 5国立相模原病院 6(株)村越愛策デザイン事務所 7川崎医科大学附属病院 8東洋紙工株式会社メディカル事業部企画開発課

ページ範囲:P.201 - P.208

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アイデンティティの確立,住民への広報は病院の任務
 私は医療機関が自己の医業のPRをしても差支えないと思う.いや,hospital identityを確立して,それを地域住民に知らせることは,病院の任務であるとさえ思う.地域医療の叫ばれる中で,その個性を追求し,その特別な役割を明示することは,患者にとって大変親切なことであろう.
 これからは,患者を単なるpatientとだけ見ず,customerないしはconsumerと考えねばならぬ時代と言えよう.医療機関にも,そのような企業性,商業性が要求されるとすれば,ある程度のPRが必要となるのは当然である.病院が,自らが高い立場にいることにあぐらをかき,PRなどを卑しいことのように思うのは,時代錯誤と言われても仕方があるまい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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