icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院46巻7号

1987年07月発行

文献概要

グラフ

21世紀に向け施設の近代化と機器の重装備化を図る—岩手県立中央病院

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.537 - P.542

文献購入ページに移動
 病院の入口から,本年3月移転新築した病院を見上げると,巨大な戦艦のように見える.真っ直ぐに空に広がる威圧的とも思える直線的な建物だが,所々柔らかなアーチを描いている.車寄せやベランダの一部,左側3階部分がそうだ.「この円は,直線ばかりで固いイメージだから,私たちが曲線にしてほしいと注文を出したもの.良い感じになったでしょう.」と金子保彦院長は自慢げだ,その他にこの病院の建築については,グリーンとベージュを主体にした色調,そして外観はセメントの打ち放しだが,その分内装にお金をかけられた点は,出来てみてその判断に誤りがなかったと満足しているという.
 東北新幹線の北の終着駅盛岡から車で10分,偉容を誇るこの病院は,建物の老朽化及び狭隘化に伴い,この度全面移転新築し名実共に県立28病院の中核となった岩手県立中央病院である.移転に当たっての基本的考え方は他の病院の出来ないことをして,他の医療機関に喜ばれながら,県の医療水準を上げるということであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら