文献詳細
特集 AIDS不安—病院側の対応を考える
文献概要
世界の問題—AIDS
1981年に米国から初めて報告されたAIDSは,その後世界中から次々と患者の発見が続き,1987年7月現在では世界各国から53,000人(以上)のAIDS患者がWHOに報告されている(表1).しかし,各国のAIDS対策の取り組みかたやサーベイランス体制の整備状況の違いを考えると,この報告数は全体のごく一部であって,実際には世界のAIDS患者は100,000名以上存在し,更にAIDSの原因ウイルスであるHIVに感染している者は5,000,000人から10,000,000人にのぼるものと考えられている.
WHOでは,定期的に世界各国から患者の発生報告を受け,その集計を発表しているが,その報告国と報告患者数は回を追って増え続けている.そのため,WHOではAIDS特別計画(SPA; Special Program on AIDS)を発足させ,AIDSへの対応を緊急課題として取り上げている.
1981年に米国から初めて報告されたAIDSは,その後世界中から次々と患者の発見が続き,1987年7月現在では世界各国から53,000人(以上)のAIDS患者がWHOに報告されている(表1).しかし,各国のAIDS対策の取り組みかたやサーベイランス体制の整備状況の違いを考えると,この報告数は全体のごく一部であって,実際には世界のAIDS患者は100,000名以上存在し,更にAIDSの原因ウイルスであるHIVに感染している者は5,000,000人から10,000,000人にのぼるものと考えられている.
WHOでは,定期的に世界各国から患者の発生報告を受け,その集計を発表しているが,その報告国と報告患者数は回を追って増え続けている.そのため,WHOではAIDS特別計画(SPA; Special Program on AIDS)を発足させ,AIDSへの対応を緊急課題として取り上げている.
掲載誌情報