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文献詳細

雑誌文献

病院47巻11号

1988年11月発行

文献概要

日本の病院建築の七不思議・6

病床利用率と病床回転率の混同

著者: 柳澤忠12

所属機関: 1第17回日本病院設備学会 2名古屋大学工学部

ページ範囲:P.954 - P.955

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 よく知られているように,病床利用率は,空き病床の有無を表す指標で,長期入院患者が多くて,いつも病床がふさがっていれば100%となる.一方,病床回転率という用語はあまり知られていないと思われるが,同じ病床が一定期間に何人の患者によって利用されるかを表す指標で,平均入院期間が短縮すれば高くなる.
 今回は一見建築に関係なさそうな話題を取り上げたが,病院建築にとって最も重要なポイントの一つである.従来は病床利用率が注目されていたが,これからは病床回転率が重要であり,病院経営者にとっても建築家にとっても,大いに注目してほしいのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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