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医療・病院管理用語ミニ辞典
—病院管理—医療評価/—検査—ヒス束心電図
著者: 小野丞二1
所属機関: 1東邦大学医学部・病院管理学
ページ範囲:P.248 - P.248
文献購入ページに移動世界で医療評価に最も努力してきたのはアメリカであり,1913年,MacEachernの提唱から現在まで,いろいろな活動がなされている.わが国では1963年,橋本寛敏先生が,①平均病床利用率,②平均在院日数,③剖検率,④死亡率等の評価を提唱したが,十分な取組みが遅れていた.しかし,1986年,厚生省と日本医師会が共同で「病院機能評価マニュアル」を作成し,この100項目で病院診断を行い,ようやくこれを公表する段階までになってきた.この評価の基本的視点として,①地域のニーズに応えているか,②患者を尊重しているか,③学術面の向上に努めているか,④合理的,効率的に運営しているか——の4点をあげている.このように,わが国も本格的な医療評価がなされる時代となり,医療評価方法も更に改善されていくものと期待されている.
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