文献詳細
文献概要
医療従事者のための患者学
「患者の理解」への心理学的アプローチ(その1)
著者: 木村登紀子1
所属機関: 1聖路加看護大学心理学
ページ範囲:P.517 - P.520
文献購入ページに移動 前号までに,"患者学"の課題や目標,あるいはその基礎となる人間理解のための東西の医学や哲学について検討を試み,"患者"という存在それ自体の特質に焦点を当てて考察してきた.
これからのシリーズにおいては,患者の"こころ"が基本的にどのような動き方をし,特に医療場面や医療従事者とのかかわりにおいて,どんな特徴を示すのか,患者を真に理解するとは何なのか,そして「患者のこころ」を大切にし,かけがえのない存在として接するにはどのようにすれば良いのか,などについて主として心理学の側面から考えていくことにする.
これからのシリーズにおいては,患者の"こころ"が基本的にどのような動き方をし,特に医療場面や医療従事者とのかかわりにおいて,どんな特徴を示すのか,患者を真に理解するとは何なのか,そして「患者のこころ」を大切にし,かけがえのない存在として接するにはどのようにすれば良いのか,などについて主として心理学の側面から考えていくことにする.
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