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文献詳細

雑誌文献

病院47巻6号

1988年06月発行

文献概要

病院管運トピックス 検査

検査情報の流れと信頼性の維持,他

著者: 中甫1

所属機関: 1三井記念病院中央検査部臨床化学科部

ページ範囲:P.543 - P.546

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◆臨床検査の流れ
 病院(医療)における臨床検査の役割は,狭義の意味では「信頼性の高い患者の生体情報を迅速に臨床医に提供することにより患者の疾病の診断と治療に寄与することである」と言える.患者の生体から採取された検体を試料として検査をする検体検査,生体から直接情報を取り出す生体検査のいずれも生体情報を取り扱っている点では同じである.臨床検査は基本的には何時でも,何処でも,すぐに情報提供ができなければならないが,その情報に特に要求される二つの大きな条件は,情報の信頼性の高いことと情報伝達の迅速性であろう.臨床検査の依頼から報告までの主なプロセスを表すと次のようになる.
①検査依頼⇒②検体採取(検体検査)⇒③検体搬送(検体検査)⇒④受付・照合⇒⑤検査実施⇒⑥結果整理・精度管理⇒⑦結果報告

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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