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文献概要
辛口リレーエッセー 私の医療論・病院論
サイエンスとアート
著者: 土山秀夫1
所属機関: 1長崎大学
ページ範囲:P.56 - P.56
文献購入ページに移動 最近ある書物を出版するために,何冊かの医療に関する本を読む機会があった.それらは医療保障制度や病院経営といった,国や公共,個人レベルでの経済的見地からの論議が主体を占めていた.医療費を抜きにした医療論はあり得ないのだから,それは至極当然のことに違いない.
ただしかし,本を読み進みながら,私には何か心に引っかかるものがあった.それは他でもない.これらの論議が,主として医療を施す側の視点によって書かれており,必ずしも医療を受ける側に立ったものではない,という点であった.
ただしかし,本を読み進みながら,私には何か心に引っかかるものがあった.それは他でもない.これらの論議が,主として医療を施す側の視点によって書かれており,必ずしも医療を受ける側に立ったものではない,という点であった.
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