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文献詳細

雑誌文献

病院48巻1号

1989年01月発行

文献概要

時評

査定減と定額払い制の間

著者: 宮森正1

所属機関: 1川崎市立三田病院

ページ範囲:P.91 - P.91

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 いわゆる国保安定化計画が開始されたのを受けて,政管健保でも高医療費地域における適正化対策が行われることになった.いずれの場合もレセプトの点検強化を対策の第一に挙げている.
 ところで,最近,気のせいか国保の査定減が目立つような気がする.返戻ではなく,いきなり問答無用で抗生物質や点滴,胸部レントゲン撮影を減点してくる.いずれも適応外のための査定ではなく,加えた医療処置の一部に対する減額査定である.普通の肺炎や脱水症などに対するごく常識的な医療内容だと思うのだが,抗生物質の日数やレントゲン撮影の回数が審査委員のお気に召さなかったらしい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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