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文献詳細

雑誌文献

病院48巻12号

1989年11月発行

文献概要

病院管理の現場から 事務長のひとり言

会社人間から社会人間へ

著者: 益田啓作1

所属機関: 1横浜赤十字病院事務部

ページ範囲:P.1149 - P.1149

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 この11月には,組合員7,8百万人の官民労組統一組織(新「連合」)が誕生している.今年の参院選で社会党の躍進が評判になったが,私は12人の候補者をたてて11人を当選させた「連合」の働きに注目した.労働界が再編されているのに,病院の労使関係はいかがであろうか.
 「また,ボーナス闘争か」というのが,11月の病院管理者の実感ではなかろうか.「また」とは何事かと叱責を蒙るかもしれないが…….ある病院では,夏冬年2回のストによる労働喪失時間が,61年1,074時間,62年1,064時間,63年536時間であり,1時間のストでは1割,4時間ストでは2割の患者数の減少をもたらすという.年2回のボーナス交渉でなく,年間臨給を制度化したらという意見がでてくるのも,もっともなことである.平素,病院の労使関係について抱いている疑問を述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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