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文献詳細

雑誌文献

病院48巻4号

1989年04月発行

文献概要

医療を囲む声 病院の視力・聴力・感性

身体障害者の自立とスポーツに生涯を捧げた医師「中村裕先生」と身体障害者福祉

著者: 渡辺博康12

所属機関: 1医療法人社団恵愛会大分中村病院 2財団法人中村裕記念身体障害者福祉財団

ページ範囲:P.329 - P.329

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 「わたしがこんなことをいうのはほかでもありません.たくさんの障害児を手術してきて……いろいろと研究をした結果,初めてわかったからなのです.病院は手術をするところです.……手術さえすればそれでいいとしているところです.患者が退院して,それからどう生きようが知ったことではないのです.……けれど,障害者だけには退院後を見守ってやる医者が必要なんです.わかってくれますか」美弥子は小島健策医師のひっこんだ眼が熱をおびて烱るのをみた.(水上勉著『くるま椅子の唄』より)
 この小島健策医師は,社会福祉法人・太陽の家を創設し,大分中村病院を開設した故中村裕先生がモデルである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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