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文献概要
特集 看護マネージメントの新しい波
病院建築からみた看護単位の見直し
著者: 栗原嘉一郎1
所属機関: 1筑波大学建築学
ページ範囲:P.416 - P.421
文献購入ページに移動ナースステーションの配置の変遷を通して考える
看護単位はいうまでもなく病棟計画の基本であり,これまでその内部の構成については建築計画の側からも工夫が積み重ねられてきた.しかしながら,看護単位が1つのナースステーションのもとに完結した単位であることだけは今日まで変わることなく推移してきたといってよい.
一方で,そのナースステーションの機能については,単に看護の拠点というにとどまらず,見舞人等外部者に対する受付機能,各種の物流に対する管理機能,患者の診療・看護記録ほか各種の情報管理機能等々を併せ持ってきた.それ故に,病棟のなかでナースステーションをどのように配置させるかは,建築計画にとって些さか悩ましい問題であった.看護の拠点と考える限り,ナースステーションは病室群の中心的な位置にあることが望ましいが,受付機能など外部との関わりの強い機能については,エレベーター・階段室等縦動線の脇に配置したいからである.
看護単位はいうまでもなく病棟計画の基本であり,これまでその内部の構成については建築計画の側からも工夫が積み重ねられてきた.しかしながら,看護単位が1つのナースステーションのもとに完結した単位であることだけは今日まで変わることなく推移してきたといってよい.
一方で,そのナースステーションの機能については,単に看護の拠点というにとどまらず,見舞人等外部者に対する受付機能,各種の物流に対する管理機能,患者の診療・看護記録ほか各種の情報管理機能等々を併せ持ってきた.それ故に,病棟のなかでナースステーションをどのように配置させるかは,建築計画にとって些さか悩ましい問題であった.看護の拠点と考える限り,ナースステーションは病室群の中心的な位置にあることが望ましいが,受付機能など外部との関わりの強い機能については,エレベーター・階段室等縦動線の脇に配置したいからである.
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